交通事故の体験談|過失割合に納得できない時どうする?

雪道のスリップ事故!よくあることですが私にも過失はあるのですか?

2014年11月、そのときは雪が降っていて積雪もありました。
時期的にタイヤ交換している車としていない車があるため時間帯によってはとても混み合います。

道路を走行中、対向車線の車がスリップしハンドル操作が効かなくなったのでしょう。
私の運転する車の目の前に現れました。
時間的に車はさほど混んでいなかったので法定速度は出ていたと思います。
ブレーキが間に合うはずもなくお互いに正面衝突してしまいました。

お互いの車のフロントがかなり潰れエンジンをかけても動きません。
すぐに車から降りて警察を呼ぶことにしました。

相手はまだ若い女性でまだタイヤ交換をしていなかったためスリップしてしまったようです。
対向車線をはみ出てきた相手が当然悪いものだと思っていました。
ですが走行中の事故のため私も前方不注意の注意を受けました。

警察の事情聴取のあとお互いの保険会社に連絡しました。
事故の状況を詳しく説明しお互いの保険会社同士で話し合うことに決めたのです。
もちろん万が一のことがあってもいいようにお互いの連絡先も交換しました。
雪道でのスリップ事故、確かに雪国で暮らす私たちにはよく聞く話ですが、こうした場合、私にも責任が発生するとは思っていませんでした。

保険会社同士の示談交渉は難航しました。加害者5割:被害者5割?!

保険会社同士の示談交渉は、思いがけず難航しました。
なぜなら相手が走行中の事故と私の前方不注意を逆手に取り、私の5割の過失責任を主張してきたのです。
これにはさすがに激怒しました。
相手に何度連絡しても不在着信ばかりで私との直接対話を拒んでいました。
警察にそのことを話しても「車同士の事故ですから、お互いの話し合いで解決してください」と言われるだけで何の対応もしてくれませんでした。

私の保険会社の担当も相手の言いなりで「走行中の事故ですし対向車線からはみ出したとはいえ、前方不注意で被害者様にも過失責任が発生するのは仕方ないのです」というばかりです。
弁護士に相談しようかと悩みましたが弁護士費用特約をつけていなかったので、自費で頼むことはあきらめました。
今思えば相談だけでもしておけばよかったのかもしれません。

お互いの言い分が平行線のまま示談交渉は難航しました。
精神的にも疲れ仕事にも支障が出る日々が続き…仕方なく相手の言い分5:5を承諾することにしたのです。
賠償金も当然ありません。
車の修理代も同じくらいだったので、お互いに修理することで決着しました。

この結果に満足できるわけありません。
保険会社同士の話し合いではどうにもならないこともあることを知ったので、これを機会に次の更新には弁護士補償もつけました。
二度とこんな悔しい思いはしたくありません。

交通事故の示談を保険会社まかせにしてしまうと納得できる結果にならないことがあります。
交通事故の被害に遭った人は、専門機関に相談することをおすすめします。

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