私が3年前に遭遇した交通事故と示談までの道のりについて

信号がない交差点で事故に遭い、後頭部を強打しました

私は40代のしがないサラリーマンです。交通事故というものは、いつだれが遭遇するか分からないものです。 3年前の8月ごろ、私はちょっとした買い物を終え、歩いて家まで帰っている途中でした。家の近所は狭い道が多くて交差点には信号がない場所がほとんどでした。私が事故に遭遇した場所もあまり見通しが良くない信号のない交差点です。 渡る前に車が通っていないことを確認してから交差点を渡ろうとしたのですが、左側からものすごいスピードで車が走ってきました。その時は夜も遅かったので、運転手はまさか人が歩いているとは思わなかったのだと思います。 私が気づいたときには目の前に車が迫っていて、とても避けられる状況ではありませんでした。そのまま車と衝突して私は後頭部を強打しました。幸い意識はあったものの、ものすごいめまいに襲われました。 しかし、とにかく救急車だけは自分で手配しようと救急車を呼び、後は意識をはっきりさせることだけに専念しました。すると5分くらいで救急車が到着し、頭部を強打したことを伝えると、すぐに病院に向かうことになりました。 幸い脳波には異常がありませんでしたが、後頭部はかなり切っていたため、15針縫うことになりました。

損害賠償金としては妥当な金額を受け取ることが出来ました

怪我の程度は医師が驚くほど事故の状況に比べると軽微なものでした。ただし大きく切っていたため、治療が終わっても跡が残るだろうとのことでした。 それよりも辛かったのが目まいです。翌日になっても、その次の日になっても目まいが全然おさまらず、起き上がることがやっとでとても会社に行ける状況ではありませんでした。会社には治療が終わるまではゆっくり休んでくださいとは言われていましたが、いつ目まいが収まるかわからなかったのはとても恐怖でした。 その後相手の保険会社の担当者が自宅を訪れたので、ケガの状況を説明したところ、損害賠償金については後日連絡するとのことだったので連絡を待つことにしました。 目まいは幸い2週間ほどでかなりマシになったのですが、乗り物に乗ると酷くなるので乗り物に乗れずとても不便でした。そんな時、損害賠償金について連絡があったのですが金額はとても納得できる額ではなかったので、加入している保険会社に連絡しました。 すると、損害賠償に関しての交渉を引き受けてくれるとのことだったので、交渉をお任せすることにしました。 その後、治療は終わりましたが目まいは乗り物に乗ると軽微ながら発生するため、後遺障害認定も受けることになり、結果的に270万円の賠償金を提示されました。納得はいきませんでしたが、これ以上の金額を求めるならば弁護士へ依頼する必要があると言われ、そこまでする気力もなく承諾することにしました。後遺症はまだ残っていますが、保険会社に相談してよかったと思っています。