府中街道の大惨事。サンドイッチ事故で真ん中にいました

車3台以上が玉突き事故を起こし、私は真ん中にいました

４年前の5月頃でした。
私は営業先に商品の納品で神奈川の府中街道を営業車で走行中でした。
この通りは一本道で渋滞も発生しやすい場所です。
脇に寄せて一旦車を停車するスペースがない通りなので眠くなったら大変です。
この通りを走行する際はいつも注意していました。
しかしどんなに注意していても後続車がぶつかってくると何の意味もなしません。

当時、赤信号で停車中に後続車から追突されました。
スピードも出ていたのでしょう。
私の車は押し出されて前方の車に衝突しました。
前方車両の運転手も私も大怪我をおいました。

後続車の運転手は居眠り運転をしていたようです。
私の怪我は頸椎捻挫と足の骨折、前方車両の運転手と同乗者も頸椎捻挫と腕を骨折したようです。

すぐに救急車が到着し私たちは病院に搬送されました。
MRIなどで調べてもらいましたが、脳には異常がなかったようで不幸中の幸いでした。

後続車両のドライバーは加害者になるのですが、どんなに反省しても事故という事態は変化しません。
私の車に積んであった商品と営業車が破損し、前方の運転手も車を破損しています。
物損と人身事故の併発で修理費、治療費、慰謝料に休業補償、売上補償とたくさんのお金が動くことになりました。

補償費用は莫大な額になりました。後遺症が残ればもっと大きな金額に

私自身は後遺症は発生しませんでしたが、前方車両の方は神経を傷つけたようで後遺症が残りました。
仕事がしばらくできない状態になったため給与保証の問題も出てきます。
私の分と合わせて１５００万にもなります。

加害者の方は保険会社に加入していたので事無きを得たようですが、保険料も上がるので事故はいいことなどありません。
被害者も一生恨みを抱えて、治らない心の傷も残るのですから事故に終わりはありません。

事故が終わってから警察の方と一緒に実地検分を行いました。
被害者は当然ですが、加害者の方も辛そうな表情をしていました。
なぜ１５００万もの金額になったかというと、慰謝料と給与補償、そして私の売上補償が大きな金額を占めていたようです。
私も給与補償をしてほしかったのですが、すぐに仕事に復帰できた点で2日分の金額だけでした。

私は軽度でしたのでこれくらいで満足ですが、あとで聞いた話では前方車両の方は全く足りないと嘆いておられました。
示談をするにしても、交通事故の慰謝料はきちんと交渉したほうがいいと思います。

加害者の方は今でも謝罪に行かれてるようです。
保険会社の専門家の方に話を通したおかげで丸く収まったと思っています。
これがもしお互いに保険会社に加入していなかったらと思うと、裁判沙汰になってもおかしくないでしょう。